6月25日『医療事件研修』の講師を担当しました
2025.06.26お知らせ
主に新しく弁護士になった人に向けた研修の講師を担当しました(大阪弁護士会主催)。
私は弁護士会の医療委員会の委員として、『医療事件研修』の講師を担当しました。
この研修講師は2018年から担当しています。
医療事件を患者側の立場から、相談⇒調査⇒示談交渉⇒訴訟の流れに沿って説明するので、基本的な内容は昨年とは変わりません。
変わるとすれば、この間の私の経験が増えることくらいです。
今回の研修では、相談と調査だけで1時間近く話をしてしまい、最後の訴訟終盤あたりが駆け足になってしまいました。
昨年は時間が余るくらいでしたが、今年は時間ちょうどで終わりました。
調査までで1時間近く話したのですが、示談交渉・訴訟をするにあたり、調査においてどこまで準備できるかが非常に大事だと思っています。
なので、研修では調査の重要性を理解してほしくて、長めに話しました。
調査の中では、カルテ入手や読み方、文献調査・論文調査、協力医への意見の求め方など、経験も踏まえながら話せたと思います。
訴訟に関しては、医療集中部があり、お作法的なものが医療事件では特殊であることなども伝えました。
受講いただいた弁護士の先生が医療事件に直面したときに、今回の研修内容を思い出して取り組んでもらえたらなと思っています。
私も基本的なところから積み上げていき、結果に繋がるよう頑張っていきたいと思います。